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立春 雨水 啓蟄 春分の日 そして春 [カレンダー・暮らし]

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立春 雨水 啓蟄 春分の日 やがて春

「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる」 
                                                                                      早朝の霞みたなびく山の稜線に雲のたなびく情景
黎明の美しさにみとれてしまいそうですね。
こ存知、清少納言の「枕草子」の初めのフレーズです。  


 立春 雨水 啓蟄 春分の日 そして春


空気の乾燥した冬から一転、春になると空には淡い霞              
これは空気中に含まれる水分が増えてきた現象を表しているんだとか。

 
乾燥した冬の季節風が収まり、南から吹いてくる風が南洋の湿った                            空気を運んでくるそうです。


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                                                                       その南風を吹かせるのが「温帯低気圧」と呼ばれる低気圧。
低気圧というと雨が近づくとか「爆弾低気圧」や「熱帯低気圧」等々、                            ネガティブな鬱陶しいイメージが先行しそうですが。 


日本が四季折々に豊かな変化に富むのは、列島を周期的に訪れる                             この温帯低気圧のおかげ。たしか、温帯モンスーン気候と習った記憶があります・・・。


▼温帯低気圧とは

「温帯低気圧」は、南北の温度差によって発生します。                                    今の時期、北の大陸には真冬なみの寒気団が残り、空気が氷のように冷えています。

それに、対して日本海には暖流の対馬海流、太平洋側には日本海流(黒潮)という暖流が
流れているため、今の時期でもなんとなんと水温は15度を超えているとか。
 
この海に暖められた空気と、シベリアからの寒気団、冷えた大陸の空気が                        ぶつかり合い、その温度差がエネルギーとなって温帯低気圧が発達するのです。


温帯低気圧の周りでは、風が反時計回りに渦を巻いて吹いています。                          中心を軸にして低気圧を二つに分けると、東側では暖かい南風、                               西側では冷たい北風が吹いています。


つまり、これから低気圧が近づいてくる地方では、南よりの風が吹いて                          温度が上がり、逆に低気圧が過ぎ去った地方では、北よりの風が吹き、                           気温がぐっと下がります。 

前日との温度差、寒暖の差が大きい時には寒さ対策もしっかりしましょう!


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このように温帯低気圧が一つ通過するごとに、日本付近の空気が全体的に                       攪拌され、南北の温度差が自然と解消されて春に近づいていきます。
「春に三日の晴れ間なし」とはよくいわれますね 

                     
こうして一雨降るごとに春が深まっていきます。
最近の春は、黄砂やPM2.5や花粉症もつれてくるので痛し痒しですね。
でも、年に一度の梅やさくらのお花見、木々や緑達がいっせいに芽吹く
命の躍動を感じる時期でもあります。


立春 雨水 啓蟄 春分の日 そして春
春よ恋!早く恋!やはり、春は待ち遠しいな!



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